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撮ったり・食べたり・読んだり
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小布施で撮った写真をプリント中にプリンタが壊れ、修理費と購入の場合の価格差がまったくなかったので新しいプリンタを購入。
こういう出費を伴う場合、僕は激しく長く悩むし、修理すれば使える物を捨てるのは大きく気が引けるが、自分で修理できないし、費用と手間を考えると買い替えがベターな選択のような、そうじゃないような。
今回は修理に要する時間が惜しく、早く小布施のプリントをしたかったので約5分で即決。

僕の写真師匠の巨大なテレビデオ(テレビとVTRが一体になった機械)が壊れた時、「どっちが壊れたんですか?」と聞いたら、幸いVTRだった。もしテレビが壊れていたら、巨大なVTRになるところだったよ、と師匠は笑っていたが、僕の安さだけで選んだ複合機も、願わくばプリンタ機能が一番先に壊れないでくれ、と思う。


話は変わる。
長年、色々と激しくコーヒー豆や器具を試してみた結果、コーヒーの美味さを決めるのは、豆の新鮮さに尽きる気がする。

通常は、工場で焙煎されお店までの流通に数日、お店ではステキなアクリルのショーケースの中に長らく陳列されている。
僕の買う豆は、焙煎当日に発送され、翌日には僕の手元に届き、僕はそれを冷凍保存する。

要は、焙煎からの時間が勝負で、可能ならば生豆を入手して飲むたびに焙煎して、冷めたらすぐに挽いて即飲む、というのが一番美味い気がする。

その後、豆の品種やら器具やら、挽いた後に甘皮を除く等の細かいことに気を使うと、最高に美味しいコーヒーになります。

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一昨年の秋に近江八幡に行き、シブい街の魅力の目覚めた。
昨年の9月下旬は小布施に行った。シブかったが、街の規模が小さく、しかも長野駅前のホテルに宿泊したので、小布施にはちょいと寄った、くらいの旅だった。

今年、遅い夏休みの計画の際に、どこに行くか考えている時に、突如フラッシュバックのように「小布施に行こう」と思ったのだ。長野泊まりではなく、小布施に泊まり、あの小さな街を隅々まで味わってみよう、と。

小布施にある宿泊施設は、素泊まりのゲストハウスかユースホステルしかない覚えがあったが、「枡一客殿」という限定12室の高級な宿があることに気づき、枡一客殿を予約した。



各地から移築した蔵を客室に改装した室内は、天井の梁がむき出しで、解放感最高。


国道からわずかに離れていることと、午後5時過ぎには人通りが絶えるから、夕食に出かける時には室内は静寂に包まれる。
事実、午後10時過ぎには外から何の物音もしなかったために、僕はテレビを見ながら翌朝までグッスリ眠ってしまったほど。

栗の季節ということもあり、大手菓子舗3軒が店開きする頃には、栗の菓子を求める人々で街は賑わってきたが、半径300~500mほどの範囲で賑わっているだけで、メインのエリア以外は人気も少なく、依然として静かなまま。

著名な観光地に旅行に行って、何が嫌かというと、奇声を上げて走り回る子供とそれを注意もしない親や、二日酔いの勢いそのままに大声で下品な話をする親父連中で、そういう醜悪な者どもがいるとどんなに素晴らしい街でも色褪せて見えてしまう。お願いだから、お前らはここから去ってくれ、と思う。

近江八幡もそうだったが、小布施にもそういう醜悪な風景がなく、静かなレストランでバイキングではなく皿に上品に盛られた料理を静かに食べ、昨日見た素晴らしい風景や美味しいモノの話をした。
隣の席に親子連れが後から入ってきたので、先制の意味で「奇声を上げるガキがいなくてよかったね」と聞こえるように言っておいたためか、隣席の親子は静かだった。子供が大声を上げようとする瞬間に父親が「しー」などと再三言っていたが。


小布施から帰って、「セーラが町にやってきた(清野由美著、日経ビジネス文庫刊)」と、「小布施 まちづくりの奇跡(川向正人著、新潮新書刊)」の2冊の本を買った。
前書は、小布施を代表する企業である小布施堂・枡一市村酒造場・蔵部・傘風楼等々のグループに、アメリカから来た娘が入社し、会社と街
に旋風を起こし改革した物語(実話)。
後書は、今だ続く小布施の街づくりの話。
特に前書を読み始めてから、小布施が僕に「染み込んで」きて、「あの菓子をもう一度食べたい」から始まり、街の何気ない風景や表情をもう一度見たい、宿の梁のたたずまいをもう一度見たい、という思いが募ってしまった。

来秋まで待てそうもない気がするので、年内にもう一度小布施に向かおうと思う。

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木更津に会社が移転し、駅から会社まで脚がないために、社員の送迎用にハイエースを導入した。
導入したはいいが運転手が決まらず、約2週間僕が運転手になった。

ハイエースといっても10人乗りのグランドキャビンという、全長5m超、全高2.3mのバスみたいに巨大なやつで、4年ぶりの運転は正直怖かった。

前の部署ではハイエースを運転していたのでワンボックスには慣れているし、最後は2tトラックまで運転したので大きな車は怖くないが、感覚が戻るまでに時間がかかると思っていた。

乗り込んですぐは体を固くしていたのだが、操作も挙動も普通車とさほど変わらないことに気づき、5分もすると「ふんふ~ん」と鼻歌まで出るようになった。注意すべきは内輪差だけで、バスのように大きく大きく鼻ずらを出して曲がれば問題なし。

人間というのは素晴らしいもので、会社までの1往復でまったく違和感がなくなり、以後鼻歌を歌う運転手に変身。自転車の運転同様、すぐに思い出すもんだな。


話は変わるが、我が家のダイニングキッチンの天井照明のカバーが壊れたまま数年。
ロコ嬢がLED電球の天井照明が安くなったことに気づき、手持ちの商品券にいくばくか足して、天井照明を買ってくれた。

今までの天井照明は部屋の隅まで照らしてくれたが、今回は構造上の問題で天井に近い隅が多少暗い。
照明の設置から数分でその陰影に気づき、僕はそれを「どこかで見た陰影」と思ったので、どこで見たのだろうと考えたら、シアトルの家だった。

あの家の僕の部屋は、天井扇がついた照明がついていたが、照明の真下だけが明るくて、部屋の隅がかなり暗かった。
住み始めて数日はそれが嫌だったのだが、住むにつれて「いい陰影だな」と思うようになった。部屋に陰影があると「微妙な表情」が生まれるのだ。

反対に、帰国してからは、明るい蛍光灯の白い光が隅々まで照らすのが嫌で、慣れるまでに数日かかったが、今は蛍光灯の白い光が普通になった。

今回、電灯が変わることで、その微妙な表情に慣れるまでおよそ5分。
人間の頭というのは不思議なもので、そうなったらそうで、すぐに慣れてしまう。ふと見上げると、天井近くの部屋の隅が微妙に暗く、それが実にいい表情になっている。

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昔々、ギタリストの渡辺香津美さんのコンサートに行った。
音楽じたいは難解でよくわからなかったが、曲の間のメンバー紹介の際に渡辺さんが、当時人気のキーボード奏者・笹路正徳(ササジ・マサノリ)さんを「キーボード、ササジマ!」と言ったので笑った。

音楽雑誌のインタビュー記事で、渡辺さんが「楽屋で『ササジマ』と冗談で呼んでいて、その後のステージでつい『ササジマ!』といってしまい、以後笹路じゃなくて笹島になった」と答えていたので、ファンは皆知っている話なのだった。

当の笹島…じゃなくて笹路さんが「俺の名前は『サノリ』かよ」と言ったかどうかは定かじゃない。


僕はベランダで野菜を育てていて、毎年アブラムシの被害に遭っている。
6~7年前の話だが、農薬は使いたくなかったので色々勉強の結果、ウスバカゲロウという虫がアブラムシを食うと知り、当時毎日更新していたホームページにそのことを書いた。
全身薄緑で、極薄の羽を持つ昆虫は、ハラハラと音がするほど儚い姿なのに、アブラムシをムシャムシャ食べる。

その記事をご覧になった通りすがりの方が掲示板に「ウスバカ・ゲロウとは面白い名前ですね」とコメントを書いていて、これも笑ってしまった。

「薄馬鹿・下郎」じゃかなり可哀想だ。あの儚い姿を見たら、とても薄馬鹿でも下郎でもないのになぁ。
笹島さんより可哀想だ。

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