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交通安全運動は尊い。

尊いが、大きな交差点の角に、テントを設置し、
そこにヒマそうなオジサンたちがただ座っているのは
効果としてどうなんだろう。
あれに何の意味があるのか、毎年考える。

たとえば。
交差点に差し掛かった車のドライバーが
テントの中のオジサンたちを見て、
「あ、運転に気をつけよう」と思うのか。

テントの中のオジサンたちは、
積極的に交差点に通りかかる車に向かって
「安全運転!」とメッセージを飛ばすとか
「歩行者は右折してくる車両に注意!」などと
交通安全を啓蒙するのだろうか。
そんな姿、見たことない。
ただ、オジサンたちがくちゃっべっているだけだ。

僕は「安全運転管理者」なる資格を持っている。
こういう資格を持っていると、地域の交通安全協会から
「交通安全運動にご協力を」とお達しが来る。

何かと思ったら、「テントの中にいてくれ」という
人を馬鹿にしたお達しだった。
このクソ忙しい時に、ただぼんやりテントの下にいて
通り過ぎる車と人を眺めている時間はないので
丁重にお断りしたのだが、交通安全運動が始まったと思われる
昨日だかの昼過ぎに、近所の企業から狩り出された
オジサン二人がテントの下でボンヤリ座っていた。
もちろん、何もせず交差点をボーッと眺めていた。

この交通安全運動期間中に交通事故は減るのだろうか。
そうならなければ、この運動には意味がないように思える。
それ以前に、一年365日が交通安全運動じゃなければ
本当に意味がないように思えるのだが、どうだろうか。

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祖父は数年寝たきりになった後、亡くなったのだが、
亡くなる数年前の春に「桜が見たい」と言い、
我が家(実家)から100mほどの、区がにわかに桜を植えた
行き止まりの路地に椅子を持っていき、祖父を座らせた。

祖父は何も話さず、桜がハラハラ散るさまを30分ほど見ていただろうか。
もういい、という顔をしたので手を引いて家に帰ったが、
あの時祖父は何を思って桜を見ていたのだろうか。

僕は桜には何の感慨も持たないようにしているが、
毎年あのハラハラ散るさまを見るたびに祖父を思い出す。

明治の生まれで、ごく自然に武士のような雰囲気を持った人だったけれど、
口数が少なく書き物も残さなかったので、
祖父が何を考えて生きていたのかわからない。

父にはそういう風韻はなかったけれど、なんとなく祖父を
密かに尊敬している気配があり、子供の頃の僕は
二人の距離をおいた微妙な空気感が好きだった。

僕は粗忽でおっちょこちょいだったけれど、祖父と父の
「お前のことはわかっているんだぞ」というような視線に甘えて、
より自由に振る舞っていた気がする。

二人であの世で桜などを眺めていてほしいが、
案外仲良く桜の話でもしている気がする。

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春が近づくと、洗面台に落ちる毛の量が増える。
「春秋は抜け毛が多くなるね」などと言うと、
外野は「ハゲるんじゃないの?」というが、それは違う。

僕は秋に夏毛が抜け、少し白い冬毛に生え変わり、
春に冬毛が抜けて黒い夏毛に生え変わる。
ライチョウと呼んでほしい。

ここ数年、お尻にある油脂線から出る脂肪を
クチバシで髪に塗って、防水性を高め水分の蒸発を防ぎ、
髪が痛むのを防いでいる。
白鳥と呼んでほしい。

仕事をしていて肩こりを感じると、大きく腕を上げて
軽く上下させてみる。
手首と肘を柔らかく使い、手のひらに感じる空気を
下に押し下げるようにすると、なんとなく体が持ち上がる。
来年あたり、ワシのように飛ぶかもしれない。

Jesus Christ…。

最近、モミアゲのあたりだけに白髪が増えた。
春になったら黒くなると面白いのに、と話していたが
冬毛じゃないんだから、と言われ、ライチョウが
うらやましくなった。

クセ毛対応シャンプーのKURというのを使ったら、
かなり良くなったのだが、リンスを買い忘れ、
リンス代わりに椿油を髪に塗っている。
かなり高価なので、油脂線があればなぁ、と思う。

僕が飛べるようになっても、飛ばないと思う。
なぜならば、僕は高所恐怖症だから。

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我が家は駅から徒歩12分、小高い丘の上の
崖っぷちに建っている。
県道から、マンションと戸建の間の狭い狭い、
車一台がやっとの隙間状の路地を抜け少し行くと、
見上げるような急坂(本当に急)が200mほど続くが、
この狭い隙間から急坂の始まりまでの50mほどは
マンションの前なのになぜか真っ暗で、
10年ほど前は頻繁に痴漢が出現した、らしい。

今夜、この狭い狭い路地に入った途端、
暗がりから坊主頭の壮漢がヌッと出現し、
手に何か厚いカードのようなものを差し出し
「ちょっといいですか?」と僕に言った。

「はぁ」と言いつつ、そのカード状のものを見ると
警察手帳で、「お疲れのところ」と言いながら
その壮漢、いや刑事さんは僕に職務質問、じゃなくて
おもむろに「26日金曜の夜…」と話し出した。

「26日金曜の夜ですが、この時間にお帰りで?」
「同じくらいの時間です」
「その際、誰かこの辺で怪しい人物を見ませんでしたか?」
「誰もいませんでしたよ」
「何か思い出されたら、〇〇警察までご連絡ください」
「何かあったんですか?」
「空き巣がありましてね」
「そうですか、ご苦労さまです」

これが「聞き込み」なんだね。
犯行と同時刻に犯行場所周辺に立ち、通る人に話を聞く。
地味。こういう刑事さんの実に地道な働きで
我が街の安全は守られているんだね。

「いや、どうも」と刑事さんと別れて歩き出した。
そして、ふと、この50mほどの暗がりを街灯で明るくすれば
痴漢も空き巣も出にくいのに、としみじみ思った。

しみじみ思いつつも、ブログのネタを提供してくれて
ありがとう、なんて、刑事さんだか誰だかわからないが
そう思いました、はい。

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いつも乗る電車より1本早い電車に乗り、
騒音対策のために大きなヘッドホンを頭にセットし、
「今日はDave Wecklか、それとも山本潤子さんか」と
聴く音楽を選んでいると、大声で話す男性2人が乗ってきた。

「あそこのドラ焼き美味いんだってな、ほら、あの…」
「どこの?」
「赤坂とか銀座に店がある…」
「だから、どこの?」
「やらと、だよ」
「しらないなぁ」
「暖簾に『やらと』って書いてあるからわかるよ」
「いや、知らんなぁ」

それ「とらや」でしょうが、と突っ込みたかったが、
隣の若い女性が「クスッ」と笑っていた。

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