カグラー

今回ちょっとした変化に伴い、家のリフォームと同時に、ダイニング家具を買い換えることにした。
以前おじゃました、元町商店街の中にある「家具蔵（かぐら）」という、無垢材家具のみを商う家具屋さんで、僕がテーブルを真剣に眺めていたら、若い女性スタッフのニシハラさんが、落ち着いた声と話し方で「これは4人掛から8人掛まで変化します」と、淡々とていねいに説明してくれた。

落ち着きのない僕は、テーブルはリフォーム後に発注することにして、まずはイス2脚を発注しつつH嬢と「ニシハラさんはハルニ嬢と雰囲気が似てるね」と、話す。

どうも僕はこういう、若いのに落ち着いた人が好き（女性としてじゃなくて、ヒトとして、ね）で、しかも家具好きのカグラーだから、色んな話をしたくなって困る。つい、「黒田辰秋大先生とか早川謙之輔先生がうんぬん」などと話したら、ニシハラさんが「それはどなたですか？」と聞いてくれたので、うれしくなって「家具屋さんならこの両名の名前を知っておいた方がいいですよ」などと、娘にモノを教える父ちゃんみたいに語ってしまった。

たぶん今頃ニシハラさんは、必死に他のスタッフに黒田辰秋大先生のことや早川謙之輔先生のことを聞いたり、ネットで調べていることだろうなぁ。何か、そういう真面目そうなところもハルニ嬢に似ている気がする。いや、あくまで想像だけど。
来月あたりはテーブルの話が具体化するだろうから、ニシハラさんと木の魅力をテーマに話をしてみたいもんだ。カグラーだけに。

こういう気持ちのいいヒトと世間話をするのも好きだけれど、若い男性と木の性質やら仕口（木のつなぎ方）やら木工具のことを話したい。男の子は機械が好きだから、徹底的に家具のメカニカルな話をしたい。来月家具蔵に行くのが楽しみで仕方ないのに加え、イスが6/1（日）に到着するのも、もっと楽しみ。