忍者ブログ
撮ったり・食べたり・読んだり
[1]  [2
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

昨晩は忘年会だった。
2000年に酒をやめて以来、正月の屠蘇酒以外は一切アルコールを口にしない僕は、食べてしゃべって一次会でさっさと帰ったが、他の参加者一同は二次会・三次会・四次会・カプセルホテル…と早朝までがんばったみたいだ。

職場近くの「コレド日本橋」内にある「韓国旬彩料理・妻家房」というお店に行った。
この店に行くことが決まった時点で「僕、パジョンが食えないなら忘年会行かない」と大騒ぎをした結果、幹事役のS嬢が「あー、はいはい、パジョンですね」と呆れかえりつつパジョンを憶えていてくれたので、宴会開始後数分でパジョンが出てきた。
パジョンとは、【プチムゲ(慶尚道ではチヂミ)の一種である「ジョン」(전)のうち、ネギ(パ、파)を使用したもの(from Wikipedia)】で、青ネギのお好み焼きみたいなものだ。これに海鮮(イカとアサリ、かな)を入れて、外側はパリっと、内側はモチっとしたのが好きだ。

僕が初めてパジョンを食べたのは、1998年のクリスマスにNYの写真師匠をたずねて、師匠の友人のコーディネータ氏がマンハッタンの対岸のニュージャージーのコリアン・ヴィレッジに連れて行ってくれた時。素朴な韓国家庭料理店で食事をすることになり、師匠の奥さんに「パジョン食べてみて」と言われて、「パジョンって何ですか?」と聞いたら、「ネギのお好み焼きだよ」と教えてくれた。渡米して3ヶ月目の僕は、素朴な家庭料理に最も飢えていたので、ホカホカ湯気を上げて出てきたパジョンを見て、そして食べてみて、「おぉー!」と思いましたね。
隣で師匠が肉をジャージャー焼いていて、「お前シアトルに帰ったら美味い肉なんて食えないんだろうから、ここで目一杯食って帰れ」と言ってくださったのだが、僕は「パジョンと、キムチとご飯があればいい!」という心境になっていたので、「師よ、肉はコーディネータ大先生様に全部差し上げます」と言ってパジョンを食い続けた。美味かったなぁ、あのパジョン。以来、パジョンが大好きに。

同じNY行きの際、師匠に連れて行ってもらったマンハッタンのコリアン・タウンの純・韓国料理店では、席に着いたらすぐに直径8~9cmの小皿が20個くらいズラーっと出てきた。「なんだ?」と思っていたら、師匠が「これタダなんだよ」と教えてくれた。日本の居酒屋の突き出しみたいなものなんだそうで、キムチやらナムル、様々なひと口料理があった。ビールはすぐに来たが、師匠に「この小皿とビールで店を出たらどうなるんですかね?」と聞いたら、「俺、前にそれやろうとして、いつまでも小皿をつまみにビールばっかり飲んでたら、店主に『お願いだから、何か料理一品でも頼んでくれ』って言われちゃったよ」と笑っていた。

この次の日に、隣接するインド料理屋に行った時も面白かったんだが、それはまた次回に。

拍手[0回]

PR
子供の頃から床屋が嫌いで、行かないで済むなら行きたくないのだが、社会生活を送る以上行かないわけにはいけないので嫌々行ってきた。まぁ、もの凄いクセ毛だから、限界まで伸びてクリンクリンで鬱陶しかったのは事実なんだけど。
この時期にはわずか1~2センチ髪を切っただけでけっこう寒く感じるから、床屋に行くと風邪をひく、というのも床屋が嫌いな理由のひとつ。
ただし、床屋に行った後は果てしなく気持ちがさっぱりして、帰宅してすぐにシャワーを浴びて、髪の毛バサバサのままベランダに出て、いつまでも空を見ていたりする。だから風邪をひくのだろうか。

渡米して3ヶ月は床屋に行かず、髪を伸ばし放題にしていた。まだ言葉が自由に操れず、床屋に行ったはいいが、どんなスタイルにされるか不安だったからだ。さすがに肩まで髪が伸びてきて鬱陶しくなったので、恐る恐る学校そばの床屋に飛び込み、Would you cut about half inch from my hair?とかメチャクチャな英語で希望を伝え、さっさと刈り始めた時に値段を聞くのを忘れていたことを思い出した。サクサク僕の髪を切る美容師さんに、鏡越しに恐る恐る「いくら?」と聞いたら、「カットのみ10ドルよ、チップは別」と教えてくれた。とてもお上手だったので、覚えたばかりのTake this!という言い方で15ドルも払って店を出た。店に入って出るまで20分かからなかった。

今、僕が行く床屋さんは、駅の構内にある、1,000円ジャストのチェーン店。カットのみで、わずか10分で終わるし、チップが不要なところがせっかちでケチな僕にはピッタリなのだ。チップのかわりに「ありがとう」と感謝の意を伝えて店を出る。

以前は、待っている間ゴルゴ13読み放題でコーヒー(インスタント)が出て、髪切って肩揉んでくれて耳掃除してくれて髪さっぱり洗い上げてカッチカチにセットしてくれて…で4,000円の床屋に行っていた。1,000円とどこが違うかというと、髪を切る技術は何も変わらず、ゴルゴ13とコーヒーと余計なサービスが3,000円分上乗せされていただけだ。肩揉まれて耳掃除してもらって喜ぶ客もいるんだろうが、そんなこと自分でできるから、それよりもさっさと髪だけ切ってくれて安ければいい、と僕は考える。

じゃ、アメリカには我が国のような理髪店はないかというと、「オォ、今日も素晴らしい髪だわー」なんて歯が浮くようなホメ言葉から始まる美容院のような高額請求されるサロンもあるらしい。
NYの写真師匠の友人にセレブリティ専門の美容師さんがいた。師匠のご自宅でのパーティの際、僕も髪を切っていただいて、ご本人に聞くのもなんなので、写真師匠に「謝礼いくらですかね?」と聞いたら、「お前、基本で100(ドル)、色々してもらったら400~500だよ」というので、土下座して「50で勘弁してくだせぇ」と言ったら、「あ、Yさんのお弟子さんからは金取れません」と勘弁してもらった。せめてもの御礼に肩を揉んでさしあげたが、「日本の床屋って肩揉んでくれましたねー、懐かしいなぁ」と喜んでくださった、なんてことを思い出した。

拍手[0回]

カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
web拍手
よろしかったら、ひとつポチンと
プロフィール
HN:
OLDARMY
HP:
性別:
男性
職業:
熟練の事務員
趣味:
写真人・料理人・読書人・ベランダ菜園家・木工人
自己紹介:
★写真/EOS7Dでスナップ
★料理/中華と和食とマフィン
★本/SF・自然科学・ドキュメンタリ
★ベランダ菜園/13年目
★木工生活6年目
リンクをたどってみてください
Twitter
OLDARMY48をフォローしましょう
最新コメント
[05/28 OLDARMY]
[05/27 マス号]
[05/21 OLDARMY]
[05/21 rita]
[05/02 OLDARMY]
[05/01 マス号]
[04/11 OLDARMY]
[04/11 けぇこ]
[04/08 OLDARMY]
[04/07 マス号]
カウンター
最古記事
アクセス解析
monoclip!
Template by Crow's nest 忍者ブログ [PR]