撮ったり・食べたり・読んだり
僕がたまに行く喫茶店の名前。
たしかウィスキーにボウモアというのがあったな。
げるぼあは、断じて「カフェ」じゃない正しい喫茶店。
何が好みかというと、煙草が堂々と吸えること、
比較的安い(コーヒー付ランチが800円台)、
しかも店員(断じて『スタッフ』じゃない)も客も若くないことで、
ものすごく渋いのだ。
カフェも嫌いじゃないが、マニュアル通りのロボットみたいな対応が
たまにとてつもなく嫌になる時があって、
地味に昼休みを過ごしたい時はげるぼあに来る。
今日はカレーライスを食べたが、付け合わせのサラダに
ほんの少ししかドレッシングがかかっておらず、
濃い味好みの僕がほとんど手をつけなかったら、
店員のおばちゃんが「野菜嫌い?」と聞いてくれ、曖昧に笑ったら、
店員のおじさんが「ドレッシング足りない?」と言ってザーっとかけてくれた。
こういう気遣いというのはカフェでは望めず、
唯一タリーズ八重洲店のお姉さんの一人が細々気づくくらいで、
他のカフェでは見たことも聞いたこともされたこともない。
結局、サービスとか気遣いというのはマニュアル化できないから、
誰か店長さんなり責任者が口を酸っぱくして教育し続けるしかないな、と
中間管理職は思う。
もっといえば、家庭教育=躾が出来ているか否か、の問題。
今の若者は親自体(僕世代だ!)の躾がなってないから、
驚くほど気がきかない。
状況判断もできないjから、臨機応変ってこともダメ。
咄嗟に自発的な行動もできない。
僕の数少ない友人諸氏は、気配りのできる人が多い。
「もしかして君はエスパーかね?」と思うほど
僕が欲しいものをさっと差し出したり、僕がダメになっている時に
「はい、よぉーし、よぉーし」と助けてくれたりする。
ここによく出るロコ嬢もハルニ(現・マス号)嬢も素晴らしく気が利き、
企業経営者や役人OBに勲章をやるくらいなら、この二人に最大の勲章を
あげてほしいと思うほどなのだ。
やはり家庭教育なんだろうなぁと思うが、僕は家庭教育は良いが
僕自身の生き方に問題が多く、他人のことはとやかく言えない。
でも、言うけど。
こんなことを考えながらぬるいコーヒーを飲んでいたら、
僕の隣の女性客に向かって、げるぼあのおばちゃんが
「お嬢ちゃん、食事は両手でね」と言い捨てていったので、
おばちゃんじゃなく女性客の顔を見たら、明らかに僕と同年代で、
左手に携帯電話を握り締め、その画面を凝視しながらメシを食っていた。
40中盤を「お嬢ちゃん」はよかったが、中年の女性が片手でメシを食う、
という醜い行いをバシッと切り捨ててゆくのも、カフェじゃできない。
うーん、げるぼあ、素晴らしい。
たしかウィスキーにボウモアというのがあったな。
げるぼあは、断じて「カフェ」じゃない正しい喫茶店。
何が好みかというと、煙草が堂々と吸えること、
比較的安い(コーヒー付ランチが800円台)、
しかも店員(断じて『スタッフ』じゃない)も客も若くないことで、
ものすごく渋いのだ。
カフェも嫌いじゃないが、マニュアル通りのロボットみたいな対応が
たまにとてつもなく嫌になる時があって、
地味に昼休みを過ごしたい時はげるぼあに来る。
今日はカレーライスを食べたが、付け合わせのサラダに
ほんの少ししかドレッシングがかかっておらず、
濃い味好みの僕がほとんど手をつけなかったら、
店員のおばちゃんが「野菜嫌い?」と聞いてくれ、曖昧に笑ったら、
店員のおじさんが「ドレッシング足りない?」と言ってザーっとかけてくれた。
こういう気遣いというのはカフェでは望めず、
唯一タリーズ八重洲店のお姉さんの一人が細々気づくくらいで、
他のカフェでは見たことも聞いたこともされたこともない。
結局、サービスとか気遣いというのはマニュアル化できないから、
誰か店長さんなり責任者が口を酸っぱくして教育し続けるしかないな、と
中間管理職は思う。
もっといえば、家庭教育=躾が出来ているか否か、の問題。
今の若者は親自体(僕世代だ!)の躾がなってないから、
驚くほど気がきかない。
状況判断もできないjから、臨機応変ってこともダメ。
咄嗟に自発的な行動もできない。
僕の数少ない友人諸氏は、気配りのできる人が多い。
「もしかして君はエスパーかね?」と思うほど
僕が欲しいものをさっと差し出したり、僕がダメになっている時に
「はい、よぉーし、よぉーし」と助けてくれたりする。
ここによく出るロコ嬢もハルニ(現・マス号)嬢も素晴らしく気が利き、
企業経営者や役人OBに勲章をやるくらいなら、この二人に最大の勲章を
あげてほしいと思うほどなのだ。
やはり家庭教育なんだろうなぁと思うが、僕は家庭教育は良いが
僕自身の生き方に問題が多く、他人のことはとやかく言えない。
でも、言うけど。
こんなことを考えながらぬるいコーヒーを飲んでいたら、
僕の隣の女性客に向かって、げるぼあのおばちゃんが
「お嬢ちゃん、食事は両手でね」と言い捨てていったので、
おばちゃんじゃなく女性客の顔を見たら、明らかに僕と同年代で、
左手に携帯電話を握り締め、その画面を凝視しながらメシを食っていた。
40中盤を「お嬢ちゃん」はよかったが、中年の女性が片手でメシを食う、
という醜い行いをバシッと切り捨ててゆくのも、カフェじゃできない。
うーん、げるぼあ、素晴らしい。
PR
年賀状を出すという習慣を勝手にやめたのだけど
ありがたく賀状をいただく方も数人いる。
例年、12/29頃にバタバタデザインとコピーを決めて、
いざプリントっていう時に「あ、はがき用紙がない…」と
大騒ぎ(自分の心中密かにだけど)になるので、
今年は早々に仮デザインを決めて、仮プリントしてみよう、と。
ところが、1枚プリントアウトしてみて、びっくり。
ディスプレイを買い換えたせいか、まったく発色がなってない。
しばらくプリントしてないから、インクヘッドが汚れていると思い
何度かクリーニングをしてみたものの、発色は悪いまま。
Photoshop Elementsで色や濃度を変えたり、
ディスプレイの設定を変えたが、どうも思わしくない…。
しばらくウ~ンウ~ンとうなっていたが、数分後、
渡部さとるさんのweb日記にカラーマネジメントのことが
しばらく前に出ていたのを思い出し、過去日記を見た。
Photoshop側はカラーマネジメントなし、
プリンタ側は、マニュアル色補正とし、EPSON標準色かAdobe RGB、
ってことが見事に出ていた。よかったよかった。
試してみると、EPSON標準色が一番いい。グーグー。
発色は問題なくなったが、問題は絵柄で、
だいたい毎年干支にはまったく関係のない、ギターとか
野菜などがフチなしでドーンッとプリントしてあるので
毎年数人が「?」となっているはず。
今年も牛とはまったく関係なく、木目ドーンッで
いこうと思います。
※僕の年賀状を所望される奇特な方は、お申し出ください。
原寸データをお送りしますので、ご自分でプリントしてみてください。
プリントの際は、マニュアル色補正、です(EPSONの場合)。
ありがたく賀状をいただく方も数人いる。
例年、12/29頃にバタバタデザインとコピーを決めて、
いざプリントっていう時に「あ、はがき用紙がない…」と
大騒ぎ(自分の心中密かにだけど)になるので、
今年は早々に仮デザインを決めて、仮プリントしてみよう、と。
ところが、1枚プリントアウトしてみて、びっくり。
ディスプレイを買い換えたせいか、まったく発色がなってない。
しばらくプリントしてないから、インクヘッドが汚れていると思い
何度かクリーニングをしてみたものの、発色は悪いまま。
Photoshop Elementsで色や濃度を変えたり、
ディスプレイの設定を変えたが、どうも思わしくない…。
しばらくウ~ンウ~ンとうなっていたが、数分後、
渡部さとるさんのweb日記にカラーマネジメントのことが
しばらく前に出ていたのを思い出し、過去日記を見た。
Photoshop側はカラーマネジメントなし、
プリンタ側は、マニュアル色補正とし、EPSON標準色かAdobe RGB、
ってことが見事に出ていた。よかったよかった。
試してみると、EPSON標準色が一番いい。グーグー。
発色は問題なくなったが、問題は絵柄で、
だいたい毎年干支にはまったく関係のない、ギターとか
野菜などがフチなしでドーンッとプリントしてあるので
毎年数人が「?」となっているはず。
今年も牛とはまったく関係なく、木目ドーンッで
いこうと思います。
※僕の年賀状を所望される奇特な方は、お申し出ください。
原寸データをお送りしますので、ご自分でプリントしてみてください。
プリントの際は、マニュアル色補正、です(EPSONの場合)。
基本的にドSなので他人の恥ずかしい姿を見ると…
うれしくなる。
しかしながら、僕は「存在そのものが恥ずかしい」とか
「鼻ズーと鳴らすな、と言いながらあんたの鼻はスピースピーと
いつも鳴っている」と辱められている。
いずれも事実だから仕方がない。
若い頃は今よりもっと恥ずかしい男だった。
バレンタイン・デェイの日。
美しい女の子が手にチョコレートの箱を持って
僕にズンズン近づいてきて、僕の直前でピタリと止まり、
何の疑問もなく自分がそれをもらえると思い、手を出すと
「これ、タナカくんに渡して」と言われたり。
大好きだったキミヨちゃんとの初デートの日。
岩場でコケて、白いズボンが苔の緑で染まり、
帰りの電車の中でキミヨちゃんは僕を他人のように
遇したこと。
しかしながら。
僕が最高に恥ずかしいと思うのは、結婚式である。
披露宴そのものがウソっぽくて恥ずかしいのに、
天井からゴンドラに乗せられて降りてくる二人は
心底恥ずかしい。
これを読んだ方の中に、ゴンドラ降り、しかも
ドライアイスの煙に包まれて降臨された方がいたら
正直に申し出なさい。
「あなたはなぜゴンドラを断らなかったのですか」とか
「ドライアイスだなんてケーキじゃねぇんだ、と式場の人に
なぜ強く拒否しなかったのですか」と言ってあげたい。
かく言う僕の最大の恥、というのは、
結婚式の時に「あなたは新婦と生涯添い遂げますか?」と
牧師に聞かれて「誓います」と答えたのに、
今は一人で好き放題やりたい放題に生きていることだ。
牧師さま、神さまごめんなさい。
いや、無宗教の僕がジーザス・クライストの前で何か誓ったことが
そもそも間違っていたのかもしれない。
宇宙よ、ごめんなさい。
うれしくなる。
しかしながら、僕は「存在そのものが恥ずかしい」とか
「鼻ズーと鳴らすな、と言いながらあんたの鼻はスピースピーと
いつも鳴っている」と辱められている。
いずれも事実だから仕方がない。
若い頃は今よりもっと恥ずかしい男だった。
バレンタイン・デェイの日。
美しい女の子が手にチョコレートの箱を持って
僕にズンズン近づいてきて、僕の直前でピタリと止まり、
何の疑問もなく自分がそれをもらえると思い、手を出すと
「これ、タナカくんに渡して」と言われたり。
大好きだったキミヨちゃんとの初デートの日。
岩場でコケて、白いズボンが苔の緑で染まり、
帰りの電車の中でキミヨちゃんは僕を他人のように
遇したこと。
しかしながら。
僕が最高に恥ずかしいと思うのは、結婚式である。
披露宴そのものがウソっぽくて恥ずかしいのに、
天井からゴンドラに乗せられて降りてくる二人は
心底恥ずかしい。
これを読んだ方の中に、ゴンドラ降り、しかも
ドライアイスの煙に包まれて降臨された方がいたら
正直に申し出なさい。
「あなたはなぜゴンドラを断らなかったのですか」とか
「ドライアイスだなんてケーキじゃねぇんだ、と式場の人に
なぜ強く拒否しなかったのですか」と言ってあげたい。
かく言う僕の最大の恥、というのは、
結婚式の時に「あなたは新婦と生涯添い遂げますか?」と
牧師に聞かれて「誓います」と答えたのに、
今は一人で好き放題やりたい放題に生きていることだ。
牧師さま、神さまごめんなさい。
いや、無宗教の僕がジーザス・クライストの前で何か誓ったことが
そもそも間違っていたのかもしれない。
宇宙よ、ごめんなさい。
同僚K君が健康診断で高血圧であることがわかり、
「君、再検査行かないと死ぬよ」と脅して
再検査に行かせたところ、降圧剤をもらってきた。
「これ飲むと、毛が生えてくるらしいんですよ」と
K君が言うので、すかさず僕は
「それは頭髪じゃなくて、体毛かもしれないよ」と返した。
どうも副作用(?)で発毛が促進される人もいるらしく、
少し頭髪が薄くなり加減のK君にはうれしい話だろうが、
「体毛が生えたら、四足歩行にまで退化するかもよ」と
二人して笑った。
退化で思い出したが、最近の若い人は退化しているのでは、と
思うことが多い。
まぁ、単純に背中が丸く首が前に出て、腰が落ちている女性が
原人のようにズリズリ歩いているのを見ると、心底がっかりする。
そのうち、本当に四足歩行する人が出やしないかと心配になる。
姿勢が悪いのは筋肉が衰えているからで、
二十代のうちから筋肉が衰えていたら、三十代後半で老婆のように
背中が地面と平行になってしまうだろうにね。
黒木瞳さんはたぶん四十代後半だろうが、あの姿勢の良さは
肉体的な鍛錬と、心根の問題だと思う。
神経がスキッ!と伸びてるから、背中も伸びてるのだ。
K君と話し終わって会社の中を眺めたら、
どいつもこいつも背中丸めて美しくない姿で仕事をしていたが
派遣社員のIさんとYさんは背中をスキッ!と伸ばして
清清しく仕事をされていた。社員、がんばれ。
「君、再検査行かないと死ぬよ」と脅して
再検査に行かせたところ、降圧剤をもらってきた。
「これ飲むと、毛が生えてくるらしいんですよ」と
K君が言うので、すかさず僕は
「それは頭髪じゃなくて、体毛かもしれないよ」と返した。
どうも副作用(?)で発毛が促進される人もいるらしく、
少し頭髪が薄くなり加減のK君にはうれしい話だろうが、
「体毛が生えたら、四足歩行にまで退化するかもよ」と
二人して笑った。
退化で思い出したが、最近の若い人は退化しているのでは、と
思うことが多い。
まぁ、単純に背中が丸く首が前に出て、腰が落ちている女性が
原人のようにズリズリ歩いているのを見ると、心底がっかりする。
そのうち、本当に四足歩行する人が出やしないかと心配になる。
姿勢が悪いのは筋肉が衰えているからで、
二十代のうちから筋肉が衰えていたら、三十代後半で老婆のように
背中が地面と平行になってしまうだろうにね。
黒木瞳さんはたぶん四十代後半だろうが、あの姿勢の良さは
肉体的な鍛錬と、心根の問題だと思う。
神経がスキッ!と伸びてるから、背中も伸びてるのだ。
K君と話し終わって会社の中を眺めたら、
どいつもこいつも背中丸めて美しくない姿で仕事をしていたが
派遣社員のIさんとYさんは背中をスキッ!と伸ばして
清清しく仕事をされていた。社員、がんばれ。
たまに行く会社そばのタイ料理屋で、
僕の左隣に男女二人組が座った。
賑やかなOLさん一行が去って静かになった店内に、
二人の話し声が明瞭に聞こえるようになり、
食事をしながら聞いていると、男=零細企業の共同経営者、
女=その企業の総務か経理の職員、とわかった。
女性の方が様々な「田中さんは定時前に帰った」とか
「社長はそれをとがめなかった」などの下らない告げ口をしていて
その話の下らなさと顔や声、粘着質の話し方から、
典型的な「男に好かれて女に嫌われる」タイプと思われ、
この女性の話すどうでもいい、しかもどうにもならないことを
相手にグズグズグジグジ掻きくどくその醜悪さが
食べていたグリーンカレーを思い切り不味くさせるに十分だった。
おバカな男はこういう人を好むが、僕は大嫌いだ。
「おぉやだ」と思いつつ、ふと右隣に座った3人組の
一人の声に聞き覚えがあり、失礼ながらよくお顔を見ると、
若い頃世話になっていたクリエイターのSさんだった。
一緒におられた若い二人の男性に「君たち、この人(僕)は
写真も撮れてコピーも書けてデザインも出来るのに
米屋になっちゃった変なクリエイターだよ」と紹介してくださった。
「ところで、君は今何やってるの?」と聞かれたので、
「米屋は辞めて、零細企業の総務系・中間管理職です」と答えたら、
「あ、中間かぁ、中間は哀しいよなぁ」と笑ってくださった。
この方は20年前にすでに「神」のような存在だったが、
今も「神」らしいことは、同席している青年二人の態度でわかった。
しかし、Sさんはまったく偉ぶらず、二人の青年に
「クリエイターは米屋に行っても中間管理職でも
一生クリエイティブなんだよ、だからずっとクリエイトしなきゃいけないんだ」と
相変わらずのクリエイティブな発言をして、僕の耳に顔を寄せて
「君の左隣はクリエイティブじゃないね」と言って笑った。
うん。本当にクリエイティブじゃないし、愚痴も告げ口も
何も生み出さないから、そういうことは口に出さず
すでに60を超えているはずなのに爽やかなSさんのように
爽やかに生きていこうと思った。
僕の左隣に男女二人組が座った。
賑やかなOLさん一行が去って静かになった店内に、
二人の話し声が明瞭に聞こえるようになり、
食事をしながら聞いていると、男=零細企業の共同経営者、
女=その企業の総務か経理の職員、とわかった。
女性の方が様々な「田中さんは定時前に帰った」とか
「社長はそれをとがめなかった」などの下らない告げ口をしていて
その話の下らなさと顔や声、粘着質の話し方から、
典型的な「男に好かれて女に嫌われる」タイプと思われ、
この女性の話すどうでもいい、しかもどうにもならないことを
相手にグズグズグジグジ掻きくどくその醜悪さが
食べていたグリーンカレーを思い切り不味くさせるに十分だった。
おバカな男はこういう人を好むが、僕は大嫌いだ。
「おぉやだ」と思いつつ、ふと右隣に座った3人組の
一人の声に聞き覚えがあり、失礼ながらよくお顔を見ると、
若い頃世話になっていたクリエイターのSさんだった。
一緒におられた若い二人の男性に「君たち、この人(僕)は
写真も撮れてコピーも書けてデザインも出来るのに
米屋になっちゃった変なクリエイターだよ」と紹介してくださった。
「ところで、君は今何やってるの?」と聞かれたので、
「米屋は辞めて、零細企業の総務系・中間管理職です」と答えたら、
「あ、中間かぁ、中間は哀しいよなぁ」と笑ってくださった。
この方は20年前にすでに「神」のような存在だったが、
今も「神」らしいことは、同席している青年二人の態度でわかった。
しかし、Sさんはまったく偉ぶらず、二人の青年に
「クリエイターは米屋に行っても中間管理職でも
一生クリエイティブなんだよ、だからずっとクリエイトしなきゃいけないんだ」と
相変わらずのクリエイティブな発言をして、僕の耳に顔を寄せて
「君の左隣はクリエイティブじゃないね」と言って笑った。
うん。本当にクリエイティブじゃないし、愚痴も告げ口も
何も生み出さないから、そういうことは口に出さず
すでに60を超えているはずなのに爽やかなSさんのように
爽やかに生きていこうと思った。
カレンダー
01 | 2025/02 | 03 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | ||||||
2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 |
16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 |
23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 |
web拍手
よろしかったら、ひとつポチンと
プロフィール
HN:
OLDARMY
HP:
性別:
男性
職業:
熟練の事務員
趣味:
写真人・料理人・読書人・ベランダ菜園家・木工人
自己紹介:
★写真/EOS7Dでスナップ
★料理/中華と和食とマフィン
★本/SF・自然科学・ドキュメンタリ
★ベランダ菜園/13年目
★木工生活6年目
リンクをたどってみてください
★料理/中華と和食とマフィン
★本/SF・自然科学・ドキュメンタリ
★ベランダ菜園/13年目
★木工生活6年目
リンクをたどってみてください
最新コメント
[05/28 OLDARMY]
[05/27 マス号]
[05/21 OLDARMY]
[05/21 rita]
[05/02 OLDARMY]
[05/01 マス号]
[04/11 OLDARMY]
[04/11 けぇこ]
[04/08 OLDARMY]
[04/07 マス号]
リンク
カウンター
カテゴリー
アクセス解析
monoclip!