撮ったり・食べたり・読んだり
子供の頃から床屋が嫌いで、行かないで済むなら行きたくないのだが、社会生活を送る以上行かないわけにはいけないので嫌々行ってきた。まぁ、もの凄いクセ毛だから、限界まで伸びてクリンクリンで鬱陶しかったのは事実なんだけど。
この時期にはわずか1~2センチ髪を切っただけでけっこう寒く感じるから、床屋に行くと風邪をひく、というのも床屋が嫌いな理由のひとつ。
ただし、床屋に行った後は果てしなく気持ちがさっぱりして、帰宅してすぐにシャワーを浴びて、髪の毛バサバサのままベランダに出て、いつまでも空を見ていたりする。だから風邪をひくのだろうか。
渡米して3ヶ月は床屋に行かず、髪を伸ばし放題にしていた。まだ言葉が自由に操れず、床屋に行ったはいいが、どんなスタイルにされるか不安だったからだ。さすがに肩まで髪が伸びてきて鬱陶しくなったので、恐る恐る学校そばの床屋に飛び込み、Would you cut about half inch from my hair?とかメチャクチャな英語で希望を伝え、さっさと刈り始めた時に値段を聞くのを忘れていたことを思い出した。サクサク僕の髪を切る美容師さんに、鏡越しに恐る恐る「いくら?」と聞いたら、「カットのみ10ドルよ、チップは別」と教えてくれた。とてもお上手だったので、覚えたばかりのTake this!という言い方で15ドルも払って店を出た。店に入って出るまで20分かからなかった。
今、僕が行く床屋さんは、駅の構内にある、1,000円ジャストのチェーン店。カットのみで、わずか10分で終わるし、チップが不要なところがせっかちでケチな僕にはピッタリなのだ。チップのかわりに「ありがとう」と感謝の意を伝えて店を出る。
以前は、待っている間ゴルゴ13読み放題でコーヒー(インスタント)が出て、髪切って肩揉んでくれて耳掃除してくれて髪さっぱり洗い上げてカッチカチにセットしてくれて…で4,000円の床屋に行っていた。1,000円とどこが違うかというと、髪を切る技術は何も変わらず、ゴルゴ13とコーヒーと余計なサービスが3,000円分上乗せされていただけだ。肩揉まれて耳掃除してもらって喜ぶ客もいるんだろうが、そんなこと自分でできるから、それよりもさっさと髪だけ切ってくれて安ければいい、と僕は考える。
じゃ、アメリカには我が国のような理髪店はないかというと、「オォ、今日も素晴らしい髪だわー」なんて歯が浮くようなホメ言葉から始まる美容院のような高額請求されるサロンもあるらしい。
NYの写真師匠の友人にセレブリティ専門の美容師さんがいた。師匠のご自宅でのパーティの際、僕も髪を切っていただいて、ご本人に聞くのもなんなので、写真師匠に「謝礼いくらですかね?」と聞いたら、「お前、基本で100(ドル)、色々してもらったら400~500だよ」というので、土下座して「50で勘弁してくだせぇ」と言ったら、「あ、Yさんのお弟子さんからは金取れません」と勘弁してもらった。せめてもの御礼に肩を揉んでさしあげたが、「日本の床屋って肩揉んでくれましたねー、懐かしいなぁ」と喜んでくださった、なんてことを思い出した。
この時期にはわずか1~2センチ髪を切っただけでけっこう寒く感じるから、床屋に行くと風邪をひく、というのも床屋が嫌いな理由のひとつ。
ただし、床屋に行った後は果てしなく気持ちがさっぱりして、帰宅してすぐにシャワーを浴びて、髪の毛バサバサのままベランダに出て、いつまでも空を見ていたりする。だから風邪をひくのだろうか。
渡米して3ヶ月は床屋に行かず、髪を伸ばし放題にしていた。まだ言葉が自由に操れず、床屋に行ったはいいが、どんなスタイルにされるか不安だったからだ。さすがに肩まで髪が伸びてきて鬱陶しくなったので、恐る恐る学校そばの床屋に飛び込み、Would you cut about half inch from my hair?とかメチャクチャな英語で希望を伝え、さっさと刈り始めた時に値段を聞くのを忘れていたことを思い出した。サクサク僕の髪を切る美容師さんに、鏡越しに恐る恐る「いくら?」と聞いたら、「カットのみ10ドルよ、チップは別」と教えてくれた。とてもお上手だったので、覚えたばかりのTake this!という言い方で15ドルも払って店を出た。店に入って出るまで20分かからなかった。
今、僕が行く床屋さんは、駅の構内にある、1,000円ジャストのチェーン店。カットのみで、わずか10分で終わるし、チップが不要なところがせっかちでケチな僕にはピッタリなのだ。チップのかわりに「ありがとう」と感謝の意を伝えて店を出る。
以前は、待っている間ゴルゴ13読み放題でコーヒー(インスタント)が出て、髪切って肩揉んでくれて耳掃除してくれて髪さっぱり洗い上げてカッチカチにセットしてくれて…で4,000円の床屋に行っていた。1,000円とどこが違うかというと、髪を切る技術は何も変わらず、ゴルゴ13とコーヒーと余計なサービスが3,000円分上乗せされていただけだ。肩揉まれて耳掃除してもらって喜ぶ客もいるんだろうが、そんなこと自分でできるから、それよりもさっさと髪だけ切ってくれて安ければいい、と僕は考える。
じゃ、アメリカには我が国のような理髪店はないかというと、「オォ、今日も素晴らしい髪だわー」なんて歯が浮くようなホメ言葉から始まる美容院のような高額請求されるサロンもあるらしい。
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熟練の事務員
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★料理/中華と和食とマフィン
★本/SF・自然科学・ドキュメンタリ
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★木工生活6年目
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