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コンビニにはほとんど行かないが、以前、「店員の言葉がオカシイ」と聞いて、買うものもないのにわざわざ行ってみた。
噂どおり若いバイトらしき店員が、「こちら350円になります、千円からでよろしかったですか?」とか「お箸の方をおつけしますか?」などと言っていて面白かった。

言葉は年々変わっていくものだが、こういう「不規則変化」は頭が受け付けず、以後「お箸の方をおつけしますか?」と聞かれるたびに、「箸は要るけど『方』はいらないよ」と言って店員を混乱させて楽しんでいる。

「不規則変化」といえば、渡米してたくさん英語を学び、帰国して全部忘れてしまったのに、なぜかこれだけ覚えているのは、cutの時制変化はcut cut cutということ、くらいだ。
他に覚えているのは、動詞の不規則変化じゃなくて、「go to downtown」と言わず「go downtown」と、downtownだけ「to」が抜けることだ。
教師に理由を聞くと、「わからない、昔からそうだから」と言う。日本語の中にも理由のない文法の例外があるから、「そうなのだ」と覚えるしかないが、若いクラスメイトは「なんで、なんで?」と食い下がっていた。

だいぶ以前から今に至るまで「流行」しているのが、話す言葉の中に不自然に疑問符がつく話し方で、「山田川を下っていたら、クソが?流れてきて、田中が?当たって、クソ?が砕けてたんだよぉ」という話し方。
我が国だけかと思ったら、欧米でも同じような問題(?)があるらしい。

帰国してしばらくして、米語に多いと気づいたのが、会話の中に「you know…」を挟む話し方。
「知ってる?」じゃなくて「えぇと…」の意味らしいが、僕は極めて正しい米語を習ったので、you knowは使わないが、なんとなくカッコいい。あちらでは「知性的じゃない」と不評らしいが。

カッコいいといえば、ALEXという教師が僕たちに何か指示する時に「you guys」という言葉を使った。「あんたたち」くらいの意味らしいが、女性のクラスメイトが「あたしはガイじゃない」と怒っていたが、これもカッコいい言葉だなぁ。

コンビニ店員もカッコいい日本語を開発して、広めてくれないだろうか。

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