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近頃は人情話や「お父さんありがとう」と言って泣く花嫁を
テレビで見た時にちょっと涙がにじむ。
やはり歳なんだろうか。

泣くといえば、はるか20年以上も前に、日比谷野音がどこかで
韓国のサムルノリ(4種の打楽器で演奏される音楽)と、
たくさんの太鼓だけで地響きするような韓国の音楽を聴き、
最初は「なにかな?」という感じだったのが、徐々に心が熱くなって、
音楽が白熱してきてからは、思いもよらず涙が滝のようにあふれてきて
泣けて泣けて仕方がなかった。
どうして泣いたかわからないが、あの音楽は心のどこかに響くようなのだ。

シアトル滞在中に、ルームメイトから「教会に行かない?」と誘われ、
気軽に行ってみたら、そこはどちらかというと黒人たちの多い教会で
何を言っているかよくわからない牧師さんの説教があり、
説教が終わって、力強いゴスペルの全員斉唱を聞いているうちに、
体が熱くなってきて、両隣の人と手をつないで「あー!」などと
腹の底から声を出しているうちに、やはり滝のように涙が出てきて
「あ、なんで僕は泣いているんだろ」と思いつつ、号泣していた。

帰宅して、優しいインカの音楽を聴いていたら泣けてきて、
母親からの手紙を読んでは泣き、ネコのスキがあまりに可愛くて泣き、
なんだかこの日は朝から泣きどおしだった気がする。

冒頭に書いたように、人情話に弱くなったのは歳のせいだが、
年齢と共に心が汚れてくるのか、素朴なことでは感動しなくなり
夕陽がきれいだとかきれいな音だなどということに
泣くほど素直に反応しなくなっている気がする。
ただし、最近は、シェラックで塗装した木片のシブい輝きに
泣きはしないが、なんとなく心の底が「グッ」と動くような
不思議な感覚を味わう。

なんだろう、この感覚は。

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